①日本人は、豊かな自然の散歩道とか、自然豊かとか、よく言いますが、中国語で、丰富的自然とか、自然丰富とは、言えないとのことだ。
文法的に言えば、「自然」は名詞ではなく、形容詞です!自然な豊富と言えない、ということでしょう。(形容詞ってったって、全部漢字じゃん?わかんないよそんなの!などと言ってはいけないけど、心の中で、未だに思ってしまうが。)
〇自然生态丰富的 (自然生態豊富)
× 自然丰富的
〇自然环境好的 (自然環境が良い、中国語でも自然環境豊富とは言えない。)
②なになにした事、なになにする事、とか、日本語は、そういう感じの体言止め(用言+体言)が多いけど、中国語は用言のまま簡潔に。
「散歩から学ぶこと」
を中国語にしようとして、
×以散步我学的事
〇在散步中学习
こと、コト、事、は不要。
「急ブレーキを使用することがあります。」
×有使用急刹车的情况 (こと、を、情況と訳している。急ブレーキを使用する情況が有る)
〇会有急刹车 (ブレーキを使用するというか、急停車させる可能性あるよ、と表現する。)
③日本語の「街道」は、中国語で「道路」という意味でもあるけれど、「街(町村レベル)」でもあるので、中国語では「道路」と表現した方が無難だ。
④車で行ったは…
坐车去 (助手席とか後部座席に座っていて、ハンドルを握らない場合)
开车去(ハンドルを握って自ら運転する場合)
中国語には、日本語の「車で」、英語の「by car」を訳すとき、主語が、ハンドルを握ったのかどうかを判断しないといけない。
日本の場合、車で…と表現する時は、主語が、ハンドルを握っているケースが多いような気がする。自ら運転していなければ、タクシーで、バスで、妻の運転で、友達の車で…、とあえて言いそう。お抱え運転手がいる日本人は少ない。
⑤リハビリは…
康复治疗
康复训练
かなりの場合は、康復治療でよいようだ。
康復訓練、にしてしまうと、自然治癒力を促進する医療行為ではなくて、声帯を切除してから、器官で発声する機能訓練などのようなイメージである、らしい。
日本語から中国語へ、コトバのニュアンス、そのコトバから想起する像、イメージを一致させるのは、なかなかに難しくて、中国語としての語調と語気の自然さを確保するのも難しい。
それ以前の至らなさも色々あるけど。
備忘録的に。