土曜日, 6月 13, 2015

DLCって何ですのん?

プロ(ある道でお金を稼いでる人)でも、次なる展開において、大事なのは素朴な質問力。うん。
素人(ある道でお金を稼げてない人)は、無知なる故に質問の泉はコンコン湧いてくる。うん。

そういう質問に気さくに答えて頂けると、私が創りたいもののアイデアが生まれることもあるし、BtoB商品(部品等)で買えないものであっても、その専門分野のファンにはなります。買えるものなら商品を買う気になるかもしれない。うん。だから、素人も大事にした方がいいかも。

金属に関して、ユーザーではあるし、ちまちまと買って売っているという意味において、興味があるし、その過程において、色々と物性とか加工ミス等について、悩まされることもある。

金属加工展を見ていると、金属にコーティングする技術の中に、DLCという文字があった。

これはなんですか?と、おずおず聞いてみたところ、気さくにお答え頂けた。

炭素は、組成が2Dレイヤーなんだけれど、3Dになったら、ダイヤモンドと言うと。従来はアモルファスAmorphous(非結晶)って言っていたと。DはダイヤモンドのDみたいだ。

それは、くっつかないフライパンの皮膜のダイヤモンドコートとかとは関係あるんですか?

ない、らしい。炭素が3Dに結合していると言っても、ダイヤモンドでもないらしい。

私よりは専門家に違いない、スーツのおじさんが、DLCって何やのん?って質問された。

Diamond Like Carbon.

Lって、LikeのLかぁ、ダイヤモンドみたいな炭素の、みたいな、ですね、と言ってしまった。

最近はネーミングが大事ってことになってるから、なんだそうな。耐摩擦性(すべりやすさ?)等においては、ダイヤモンドライクコーティングの方がスムーズだった。うん。

しかし、基材の金属の重さの違いに感動してしまい、重いのは脆いんですか?とか質問してしまい、基材はやってないんで、そこで評価しないでください、と軽く言われた。すみません。

▽DLCってこんな感じ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%B3

===

素人の勘に過ぎませんが、金属加工展で学んだこと。

①熱いところで働く部品は金属。

②金属は、洗浄をしたりして、繰り返し使用ができる。

③茶漉しという意味ではない各種金属のフィルターがある。

④プラスチックに金属コーティング他は、あまりできなさそう。通電できる素材じゃないとダメらしい。

⑤金属のバネはコイルもあるけど、ジャバラの形状のカバー等もある。メカの伸縮にあわせて伸縮する部分を保護するカバー等の部品もある。

⑥同一形状で異素材のものは、手で持ってみると、重さの違いがリアルにわかるので、金属の加工の可能性とか使い勝手の違いを感じることができた。だから、自分が創りたいものの形にこだわらず、スルーせず、素材を触ってみること、触らせて頂くことは、大変有意義だ。

⑦専門家でも金属の組成は目でみてわかるものではないようだが、分析に出すと高い。

⑧殺菌効果のある銅等でも色々あるらしい。銅ってたって、純銅(Cuだけ)ではないらしい。

⑨一回目で、興味を持って頂けなくても、他のブースで雑談をして、「こんなん聞いたんですけど、これを私が他から調達してきたら、安くやって頂けます?」と再度聞いてみたら、(調達してこなくても)やってみましょか?的な展開になったり。いきなりのこのこやってこられても、話もやる気も通じないし、先方も何らやる気が湧かない。それが当然なので、凹まない、怒りもしない、にこやかに、再訪問。それが大事。

⑩板金で作りにくい、削り出したり、型に流して成形した方が作りやすい形を作ることに挑戦すると、板金の技術の精度が上がってくるんだろうなあ、と(なんとなく)思った。溶接で貼り合わせた方が楽なんじゃない?と思えるような薄い花びらを固まりの金属から削り出すとかも。継ぎ目のない一体成型の技術は、精密な強度に貢献するんだろうなあ、と想像する。

⑪作ってみて、これから売り先を探すとかもある。市場のニーズ云々だけじゃなくて、偶然できちゃたり、技術的なチャレンジで作れちゃったものに関して、ニーズを探すという展開も主流なんだろうなあ。

どういう展開になるかわかりませんが、感謝!