水曜日, 4月 29, 2015

hysteria, wisteria, and euphoria

某H交通社の日帰りバスツアーで北九州の白野江植物公園と『目を奪われる絶景』として話題になっている藤園に行ってきました。

藤の花一般が大好き。最近は桜よりも好きなぐらい。武蔵寺の大藤も有名ですし、本当に美しい。唐津城の雲海のような藤も見事。藤棚になっていない藤も好き。山の中の木に巻きついて、煙るように揺れて咲いている野生的な藤も好き。

でも、今日見た『目を奪われる絶景の藤』は圧巻だった。

でも、そこの藤を見に行くのは、人気がありすぎて、結構大変。通常30分ぐらいの道中が、藤園前の駐車場渋滞で3時間近くかかった。藤園の近所の方たちは藤の花の頃は日常生活に支障をきたすんじゃないだろうか?バスの前で、F-COOPの配達の車が渋滞に巻き込まれていて、私たちは観光だからいいけれど、お仕事の人は大迷惑だろうなあ、と思いました。

でも、渋滞に巻き込まれても、見に行けて本当によかった。感謝の気持ちいっぱい。

藤の色のグラデーションが綺麗。印象派の絵画のような、モネの睡蓮の絵のような、絵のような絶景。藤色、ピンク色、白色、白緑のグラデーションが美しい。借景の山々の紅葉(もみじ)の若葉色、遠くの竹の竹の秋の色(黄金色)とのコントラストが綺麗。

春になると筍に養分が必要になるから、竹の葉っぱは、緑色から黄色く色を変えて、ハラハラ、サラサラ、と地面に落ちていく。それが春なのに竹の秋。若葉の色の向こうにそういう黄色もあるのが春の山。

藤の弦、ねじねじになった藤の幹の力強くてしなやかな形も綺麗。

何よりも、藤の花の香りのトンネルに包まれる幸福感が圧倒的。

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お水を持参していたのだけれど、河豚がメインのお昼ごはんと試食諸々で喉が渇き、渋滞中に全て飲んでしまいました。人が多くて、熱かったから、駐車場にあった自動販売機のお水も無糖のお茶も売り切れていて、やっと特ホの高めのウーロン茶が変えた時は嬉しかった。

それぐらい人が多かったのに、藤園の中は平和そのものだった。ボーダレスなwebで有名になったから、外国人の入園者も多かった。藤園に入園するまでは、すったもんだがあったはずだと思うのに、イライラしているような人がいなくて、惚けたように楽しかった。

綺麗な色彩と良い香りに包まれていると、人って戦意を喪失しちゃうというか、ただただ幸福感に包まれるものなんだなあと思った。藤の花の下では、人人人も美しく見える。



▲下の方の画像は、北九州市立の白野江植物公園、竹林の管理が行き届いていて、美しくタケノコが生えていた。白野江植物公園の入り口の直立する藤も綺麗。牡丹園もあるし、展望台からは周防灘が見えます。植物の種類が多くて、自然の山の景観を活かしたすばらしい植物園です。