金曜日, 4月 02, 2010

下雨时落英





下雨时落英 `xia4 yu3 shi2 luo4 yi1ng

雨降る時、花びら落つ。中国語的にはナチュラルなのかどうか、よくわからない。
英国の『英』は、日本語で『はなぶさ』とも読む。秀でたもの、精英、お花、花房。
写真は福岡城(黒田城)多聞櫓(たもんやぐら)側の桜。
雨が降って、風が吹いて、落ちた桜の花びらが波紋になる。うっとりする美しさ。
花散らしの雨は残酷な気もするけれど、葉桜になる前に雨が降って、木に残ったお花もふんわりピンクで、地面に落ちた花びらもピンクというのは美しいものです。
天守閣を作ったんだか、作らなかったんだか、それさえも定かではないという外様大名のサバイバルのストレスを思えば、私の人生などたいしたことはないと思える美しい光景。
多聞櫓は防御用の長塀であって、武器庫でもあり、篭城に適するように、食料確保の目的で、土の壁から植物が芽を出すように、なっていたらしい。高速道路のノリ面に泥に種子を混ぜて噴霧するようなものなのかな。親切なおじさんが説明してくれましたです。