牌子
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商標というか、ある農産物の品種のネーミングのセンスについて考えさせられた。驚いた。
大気汚染等の公害や花粉症や黄砂の飛来に国境がないように、農産物ってのも、その作物に適した土壌や気候や灌漑設備やハウスがあれば、行政区域や国境は無関係に越境して栽培が可能だ。
新しい品種を作り出した主体は、色々な場所で、幅広く、栽培して欲しいんじゃないのかな。実際、その名前が示す地域じゃないところで栽培され、流通されているし。
だから、新品種に狭い地域(行政区域等)の名前をつけるってのは、どーよ!(やめた方がよかったんじゃないの?)と第三者(消費者)に過ぎない私は思う。
ある組織の、ある地域の組織の名誉&実績も大事かもしれないけれど、他の地域の生産者が栽培しても通りがいいような名前をつけて商標登録するってのが、公的機関の使命ではないのかなあ、と思ったりする。
私が、地域間競争とか、地方分権に明るい未来を予感できないのは、郷土愛という名の意味のない狭い地域の自己満足とか、地域功名心がもたらす弊害が想像されるから、でもある。