火曜日, 2月 23, 2010

dianthus,石竹,ナデシコ

草の花は、なでしこ。
唐のはさらなり、大和のもいとめでたし。


枕草子(AD1000年ぐらい)-清少納言  


撫子、ナデシコと聞くと、大和ナデシコと連想することが多いかもしれない。
日本の女子サッカー選手、チームを称して、ナデシコジャパンとか呼ぶしぃ。

ナデシコは、古来、日本のものかと言うと、そうでもない。

中国から来たのは石竹=唐(カラ)ナデシコ。
西洋種はdianthus。カーネーションチックなものもある。
dianthusとは、ギリシャ語でDios(神)のanthus(花)なんだそうだ。

それぞれに微妙に花びらの形とか色が違うけれど、全部ナデシコ。

最初の清少納言のナデシコ感はいい。
ただ主観的にそれぞれの美を愛でている。
日本人だから、日本が一番とも言わないし。
唐様贔屓でもない。

草の花といえば、ナデシコ。