今日は、如虎添翼 ru2 hu3 tia1n yi4 から展開していきます。
『翼の生えた虎の如く』とはどういうことか?
日本語の諺の『鬼に金棒』に該当するらしい。
百度百科のサイトによると、近义词ji4n yi4 ci2 (近似語)に
如鱼得水 ru2 yu2 de2 shui3 があるらしい。
これは『水を得た魚の如く』と日本語にもある表現。(語順が全く逆というか、後ろから読むと日本語表現になる。)
では、次に『翼の生えた馬=ペガサス』は中国語ではどう言うのだろうか?
飞马fe1i ma3 です。飛び馬なのね。なるほど。ウマイコト言うね、中国語。
そこでふと思う。跳ね馬がトレードマークのイタリア車フェラーリはどう表現するの?
法拉利 fa3 la1 li4 でした。これは完全に音韻訳ですね。飛ぶも馬も無関係。
それではトビウオ(飛魚)はどうだ?
やはり飞鱼 fe1i yu2 でした。そのまんま。
中国語の動詞の『飞』は自己の推進力で飛ぶ場合、自動詞というか、能動態で使われる。
風で飛ばされる場合は『刮gua1』。ひげを剃るの剃るも『刮gua1』。
そのあたりが中国語の難しいところというか、日本語からの発想では克服できない差異ですかね。連想するのではなくて、新規に丸暗記。