金曜日, 1月 29, 2010

如虎添翼

今日は、如虎添翼 ru2 hu3 tia1n yi4 から展開していきます。

『翼の生えた虎の如く』とはどういうことか?

日本語の諺の『鬼に金棒』に該当するらしい。

百度百科のサイトによると、近义词ji4n yi4 ci2 (近似語)に

如鱼得水 ru2 yu2 de2 shui3 があるらしい。

これは『水を得た魚の如く』と日本語にもある表現。(語順が全く逆というか、後ろから読むと日本語表現になる。) 

では、次に『翼の生えた馬=ペガサス』は中国語ではどう言うのだろうか?

飞马fe1i ma3 です。飛び馬なのね。なるほど。ウマイコト言うね、中国語。

そこでふと思う。跳ね馬がトレードマークのイタリア車フェラーリはどう表現するの?

法拉利 fa3 la1 li4 でした。これは完全に音韻訳ですね。飛ぶも馬も無関係。

それではトビウオ(飛魚)はどうだ?

やはり飞鱼 fe1i yu2 でした。そのまんま。

中国語の動詞の『飞』は自己の推進力で飛ぶ場合、自動詞というか、能動態で使われる。

風で飛ばされる場合は『刮gua1』。ひげを剃るの剃るも『刮gua1』。

そのあたりが中国語の難しいところというか、日本語からの発想では克服できない差異ですかね。連想するのではなくて、新規に丸暗記。