土曜日, 12月 26, 2009

涙腺サー

(1)人は他人に嘘をつく。
(2)人は自分をも偽る。嫌いでもそこそこ好きなフリをしたり。
(3)人はカッコをつけちゃう。

(1)も(2)も(3)も必ずしも悪いことじゃない。多くの大人は、無意識のうちに、相手を気遣って、自分の栄達のために、自分を守るために、時には相手を落とし入れるために、(1)、(2)、(3)を行っているんだけど、自分に正直なのか、嘘つきなのかは、自分で自分自身が良くわからなかったり、うすうすわかっていても認めたがらなかったり。

でも、溢れる涙は、自分自身を知る決定的なセンサー。

こんなところで泣いてはならねえだ、と思っても、産卵中の海亀のように、大きな涙がポロンポロン。落ち込むからではなくて、心が浄化される音楽、旋律、音質がある。どんだけ泣いていても、スッカラカンに乾ききってしまう。元気になるのではなくて、ひき切ってしまうこともある。

傾向としては、
鍵盤楽器系の音は乾く。特に、デジタル、電子オルガンは人間の許容量を越えた楽器音が同時に鳴るのがうるさく感じるのか、受容能力を超えて、感性が処理できないのかも。アナログ系の音がスキですね。音に揺らぎがある方がいいし、精神の動揺等も音の震えとなって現れる演奏に心震える。

それと聴いている人のためではなくて、自分のために技巧的にひいている感じがする場合乾いてしまう。涙腺サーは私の好みを再認識させてくれるというか、かなり正直モノなんじゃないかな。

特に閉所恐怖症とかパニック障害ではないと思うのだけれど、音の反響が凄すぎる閉所のコンサートは苦手。音楽鑑賞はCDかDLでいいや。快適な音量はミンナ違うし、調整ができない空間、一方的に聴覚障害になりそうな大音量をぶつけられるのは嫌だな。

酔っ払い付きの飲み会も大嫌いです。酔っ払いの暴言、大言はスルーするように努力していますが、精神衛生上、新年からは一切参加しませ~ん。