金曜日, 9月 25, 2009

ひとつ vs  ひとつひとつ

例として、

①世界はひとつ。
②世界はひとつひとつ。

①を叫ぶのと、②を叫ぶのと、どちらがより世界の平和に近づく方法だろうか?

①も②も真理のようであるし、①は美しく聞こえる。でも、どちらかと言えば②だろうと私は思う。①を連呼されると平和は遠く、紛争が起きそうな、とても嫌な予感がする。

世界は、何らかにおいて一つでもあり、同時に、何らかにおいて一つ一つ異なる条件、対立する利害によって成り立っている。

一つ一つの世界が異なっていること、一つ一つへの影響を心に留めない変化や変革というものは、ほぼ100%破壊的な実害をもたらす。それを一人一人と言い換えてもいいかな。