不能说的秘密 bu4 ne2ng shuo1 de mi4 mi4『言えない秘密』という台湾映画がありました。
中国語として、《できる・できない》という意味で、『能』を使うのか『会』を使うのかはルールがあるようです。秘密を話す(口外する)という行為に関しては、技術を会得してできる、できないという問題ではないので『能』を使うしかないだろうと思います。
私的(ワタシテキ)には、♪『会(ホエ~)』は会得(エトク)のエー♪と覚えることにしています。(能力を会得するなんて言ってしまうと、どっちを使っていいのかわからんようになってしまうのですが。ただ単純にセットフレーズで覚えてしまえばいいのですが。)
私にも言えない秘密があったりする。記憶がかなり曖昧になっても、ずっと網膜に焼き付いて忘れられない一瞬の光景&後悔。なんで(ワタシが)そうしちゃのかわからない出来事、粗相(ソソウ)。でもワタシが自らの意思でやってしまったとしかいいようがないことが...。自分で自分がわからない、自分自身が許せない、相手はもっと私を許せないし、忘れられないに違いない思うと尚更のこと。(酔った勢いでやったわけでもないのに。ワタシ、いまだに、ほとんど飲めない故に酔えない体質なので。)
最近、1Q84(Book1とBook2)を読んで、若干自分自身を理解しました。それは、ワタシの(科学的?)好奇心のなせる身勝手な行為なんだけど。数ある男の子の中から、一番科学的探究心の旺盛な愛すべき相手を相手に好奇心がうずいてしまった。そうなんだ。10歳ぐらいの子供のやることって、何だか微妙で、意味不明のようで、何だか純粋に決然としている。
あ~、私にとっては、村上春樹って、1Q84に出てくる深田なにがしのようだ。彼にも似たような体験があるのかしらん。このホンは読む人によって、非常に多義的な解釈ができる内容で、バックグラウンドの異なる読者による一方的で多義的な解釈は、村上春樹の想定を超えて膨張しちゃったり、想定内をかすりもしなかったり、するんじゃないかな。とにかく私にとっては有難い内容だった。
♪明日会えるかな~?遠い空の下ぁ~♪と念じつつ、今日はぐっすり眠れそうだ。