木曜日, 9月 18, 2008

★Who killed the electric car?

Who killed the electric car? (誰が電気自動車を殺したか?)というタイトルのドキュメンタリー映画のDVDを観る。日本では劇場公開はされなかったのかな?

これは、なかなかに面白いドキュメンタリーでした。

GMのEV-1というCoolな電気自動車(ジャガーっぽいアメ車っぽくない外観かな?)が出てくる。電気代もさほどかからず、一発で140キロまで出て、加速性能抜群で、デジタルのライトがつく近未来的なインパネで、内燃機関がないので整備も楽々クリーンで、非常にワクワクする良さげな車でした。

トム・ハンクスも、他誰だったかな、ハリウッド・セレブもお気に入り。

車はリース契約で月5万円ぐらい?500ドルぐらい?(だったような)。

それが、石油会社、GMがハマーを売るため、アメリカの一般消費者のヘビーヂューティー嗜好、その他の利害で、州法が改正されて電気自動車販売のインセンティブを失う。そして最終的にはスクラップにされてしまうという本当のお話。

そこで、面白く怖いのは『需要』のある・なしの解釈。需要がないように仕向けることは簡単。そこにメーカーの意図があれば。

これがGMの大失敗の原因。 現在に至る。石油価格高騰でハマーもトラックも売却。ますますの苦境に。

トヨタは上手くやっていると思うのだけれど、トヨタもRV-4電気自動車をスクラップにしたようです。所詮ハイブリッドカーというのは、現在のシステム=ガソリンスタンド網との馴れ合いの産物なんじゃないかと思う。燃料電池車っていうのも。開発に何年もかかるから開発を許されている。しかし、水素ボンベを積んで自動車が高速で走るってのは特に怖い(ような気がする)。クラッシュしたら爆発するのではという素人考えを持ってしまう。

電気自動車が一番いいと思うのに、そういうものさえもスクラップにされてしまう程に石油産業の力は恐ろしいのだねえ。