低炭素社会に関する公開セミナーに参加する。
たまたま西日本新聞で見つけちゃったから、参加したのですが、久々にこれは面白かった。行政の方も民間の方も、キモくなかった。白々しい建前を語らないという意味ですが。
低炭素社会は、気合とか、個々人の倫理観の向上では、実現するわけはなく、技術的なブレークスルーだけでなくて、その応用の方法論。制度設計やシステムの大転換、取捨選択が必須のようです。non proratableな変化。
都市コミュニティーに関しては、戸建住宅の住宅団地も個々人の努力とか頑張りではなくて、区分所有者法を適応させて、管理会社に管理費を支払うというやり方が現実的で効率的だろう、と思った。しかし、アメリカの住宅街のような、ゲートにガードマンがいて、城壁に囲まれたような街に対しては、外から見ると、反発もあるだろうけど。
ストック型街区の研究に某関西の電鉄は参加しているのに、某九州の電鉄は参加していないのはなぜか?沿線地域に対するコミットメントが低いというか、短期のボトムライン重視なのかも。
生ゴミ等のバイオマスからメタンガスを回収するのは、必要なんだけれど、生ゴミに漬物石が混ざっていたら、粉砕攪拌するための歯が破損してしまうわけで、設備は一発でガタガタ。ランニングコストがかさむ。一般家庭ゴミからバイオマスエネルギー回収ではなくて、まずは、得体が知れている、ある程度の量がまとまりやすい、ビジネス生ゴミから、メタンガスを発生させて、そのビジネスの生産活動の中に返していく、というのが妥当なんだろうねえ。
燃料電池と太陽電池、どちらが技術的に有望なのかは、知らないけれど、太陽電池には、単純に心温まる。
(電力) 1kWh→0.093×10(の-3乗)kl (原油)
という換算式が成り立つらしい。
1MW→93kl
1GW→93000kl=60万バレル
日本の年間の原油輸入量:2億5千万kl の0.04%に相当。
太陽電池発電が指数関数的に増えていけば…素晴しいことになる、のだろう。
太陽電池には、発電効率を維持するために、黄砂を洗い流すシステムも要るんじゃないだろうか?なんて、余計なことも心配してしまいます。
最近、咳が止まらない。なんだか黄砂?大気汚染が怪しいと思っているのだけれど。