毎日でもないし、恒常化しているわけでもないのですが、たまに、まる一日製造現場にいる仕事がある。
不潔な環境ではないけれど、製造装置が何台も稼動していたりして、コンプレッサーでエアーを送る音、モーターの回転する音が、絶え間なくベースラインとして鳴っている。窓はなくて、座る椅子もあまりないという環境。製造装置が熱を放出するのか、環境が私を発熱させるのか、だんだん身体が熱くなってくる。特に頭が熱をもってきます。(ぼやいているわけではない。)
JIJIちゃんは、必要な局面のみにお仕事をするだけなんですが、そういう場にいるだけでも、結構、疲れます。エネルギーを吸い取られつつ、神経が高まっていく。
不平を言っているわけじゃなくて、製造業の現場は、だいたいそういうものだと思います。個人的には、多分デスクワークよりは好きです、多分。でも肉体的にはきつい面も多い。
そこで、本格的にお仕事をされている方が、精密な装置なので、それを調整する作業というのが、ミクロン単位。 ミクロン単位の生産精度を出すために、ネジの締め方とか、部品の取り付け方、パラメーターのセット等々、ミクロン単位の人間の技と経験が必要になってくる。どこかを変更すれば、その影響が、また別の箇所に及ぶので、再調整というような作業。製品の結果に問題があった場合、パラメーターを変更して、精度が基準以内だったら良いというわけではなくて、本当に安定的に同じ品質が保てるのか、なぜ、それを変えたらOKだったのか、云々を探求しなければならないようでして、繊細な根気のいるお仕事だと思います。
人間ですから、働いている人は疲労する。当然休憩を取る(取らなければならない)。その時に喫煙場所で喫煙をする人が非常に多い。水分も補給。缶コーヒーなんかも飲まれる。気持ちはわかるなあ。JIJIちゃんが、体質的に煙草が吸えたら、絶対に吸っているだろう。一服でもしなけりゃ、気分転換が難しい。集中力とか、精神的な疲労が、一時的にでもリセットできないように思えますから。
人類は、技術革新により、進歩をもたらしたかのように見えて、身体に安全な、一服、嗜好品は作れてないのよねえ、とふと思いました。
また、人類は自らがもたらした技術進歩を、進化しない肉体のまんまで、息を切らして追いかけているのかもね、とも思う。
とにかく、ポイントを押さえ、お役に立てるように頑張りま~す。