火曜日, 6月 27, 2006

★An ICU , an idiot and a non-biological mother

最近、ショッキングな青少年による事件が多い。

奈良の高校生が自宅に放火して2階で就寝中の生さぬ仲のお母さんと妹と弟を焼死させてしまった事件は、痛ましくて、まぎれもなく殺人なんだけれど、JIJIちゃんは、高校生に同情をしてしまう。

彼が通っていた学校は、伏字にしようが、東大寺学園で、学校そのものと、今回の放火殺人との因果関係は、ないと思う。

家庭環境の問題。

JIJIちゃんの従兄弟は、比較的というか、かなり田舎の小学校から別勉(=塾)にも行かずに東大寺学園の中学校に合格しちゃったんですが、彼は、本を一冊与えておけば、それを繰り返し、何度でも読んでいるような子供だったらしい。誰も、彼に勉強をしろとは言わなかったし、何になれとも言わなかった。

もの心ついてからのJIJIちゃんにとって彼は、今日の質問に対して、明日お返事があるような、ずーっとマイペースで考え続けているような人だったし、パッと見は、ボーっとしていたし、勉強の出来る奴は、ちょっと変だわと、特に尊敬もせずという感じ。

彼は、平凡な家の子で良かったねえとつくづく思う。(本人はどう思っているのか、わからないけれど。)
大学も東大に行けると言われつつ(らしい)、関西の国立大学でいいやん別にぃという親も本人も無欲な方針だったみたいだし、奥さんとコドモがいて、彼は、まだ、幸せに生きていると思います。

奈良の放火殺人をした高校生に、医師であるお父さんは、勉強部屋=ICUだ!と言いながら、勉強を教えたりしたらしい。(息子=治療の対象なんだ。なんだか、スパルタで閉塞感バリバリで可哀想じゃ。)

JIJIちゃんのある友人は、一人っ子で、パパは東大出で、JIJIちゃんの前では、パパは彼女のことを『お嬢』と呼んでいたので、愛されているのねえ、優しいわあ、すご~い、我が家とは違うわと感心したものだ。

しかし、かなり最近に聞いた話では、パパが過度に教育熱心で、頭が良いものだから、彼女が数学の問題が解けないと白痴!と罵られたことが多々あったらしく、心的外傷になっているとのことだった。(白痴!と言われたら、普通の神経では、めげますわね。)

親が偉い人であることは、コドモにとっては、受難だわね。(メリットもあると思いますけれどもね。)

お母さんが生さぬ仲であるというのも、男の子にとっては辛かろう。

『すまんなあ、お父さんは、女なしでは、寂しくて生きていかれへんから。悪いけど、再婚させてもらうわ。色々、ヨロシク頼むわ。』ってな風に言いはしなかったんだろうなあ、お父さんは。

自らの弱さとかダメさ加減をさらけ出すことができない家族とか夫婦は、脆いよね、ありえないよね、と思うJIJIちゃんなのですが。

ラサール石井が、どこかの進学校を落ちた時に、塾の先生が、『人生なんて、ええ加減なもんやでぇ~。』と言ったらしいけど、それぐらいの気持ちで生きないと、切れてしまいますわねえ。

お医者さんたるお父さんが、上記のような関西人の本分に徹し、自らを蔑みつつ、適当に子育てをしなかったことが、今回の悲劇を生んだんじゃないかな。

『柳は折れない』とか『木ぃで鼻くくるようなことを言うとったら、ポン屋(仲間はずれ)されるでぇ~』とか言っていた割りには、根は非常に上品で無益な戦いをしなかったJIJIちゃんの亡き父のことをありがたく・懐かしく思う今日この頃だ。

既に仲間はずれには、なっているというか、家系的に群れないタイプなんだけどさ。

父とJIJIちゃんが知っているおばあちゃんとは、生さぬ仲であったし、彼女は、超几帳面な掃除・洗濯・鈎針編み以外の家事能力がない(料理ができない)気ままな御茶屋の女将のような人でもあったけれど、それを取り成したおじいちゃんも偉かったのねと今になって、つくづく思う。

おばあちゃんは、非常に能天気な人であって、JIJIちゃんがちょっとした手先の器用さを発揮すると、この子はXXXの筋(おばあちゃんのご実家の筋)やぁ~と生物学的には、ありえない褒められ方をするので、だまって拝聴するという感じでしたかねえ。

おじいちゃんも父も、実は、早世した先妻を心から愛していた。おじいちゃんは、写真を見ながら、こっそり『ええ女やったんやで。』と言うものだから、どんな人かいなと思って、よくよく写真を見てみると、写真写りにおいては、狸の置物に近い首の短い人だったので、私は一瞬『えっ』という顔をしたんだろうと思う。

空気を察してか『頭のええ女やったんやで。』とおじいちゃんは言った。

頭の良い先妻と能天気な後妻のコンビネーションでよかったんじゃない、とJIJIちゃんは思っているのだけれど。

後妻のおばあちゃんには、実の子供がいなかったから、将来の不安は多かったんだろうと思うけれど、能天気にわがままでいてくれたことが、よかったような気がしなくもない。

JIJIちゃんの母が気のきく人だったから、後妻のおばあちゃんは能天気に生きていけたんだ。
後妻のおばあちゃんが一人で暮らしている間は、母は向かいの喫茶店に月極めでモーニングサービス代を払い、毎朝、おばあちゃんに出前をしてもらっていたのだから。(これは介護保険では、できませんでしょう。)

ティファニーで朝食をよりも、気がきいている下町のモーニング。うどん屋のおばあちゃん。メガネ屋のおばあちゃん。世間話をするには、相手に事欠かない下町暮らしが、JIJIちゃんの老後の理想かもね。