■"Port Out, Starboard Home and other language myths(無理やりに訳をすると、POSH:英語のトリビア伝説) " by Michael Quinion という本を気に入ったところから、ネタ探しに読んでいる。なかなか面白い。ペーパーバック版、丸善価格で1500円。
Poshという英語のコトバがありますが、車のポルシェ(Porsche)はPoshでしょうか。(かもね。)Poshって、いい感じに上流っぽいという意味かと思います。しかし、Poshという形容詞がもともとあったのではなくて、上記の本のタイトルの大文字部分=略語、POSHがその語源。
英国からインドへのご旅行は、行きを左舷の、お帰りは右舷の客室が、海風が涼しくて上流の船旅をお約束致します、という意味なのだそうです。知らなかったなあ。インドまでの道中は、海上は日差しが強くで熱い。確たる証拠がないらしいのですが、 船のチケットの上に、往路復路ともに、日差しをさける側の客室である場合は、『POSH』とハンコが押してあったとも言われてるらしい。
コトバの成り立ちは(焼却場他の迷惑施設は)Not in my backyardの短縮形のNIMBY(ニンビー、ないと困るけど、私ン家の裏は嫌よ、絶対反対!)と似たようなもんだったんだ。
■他にも色々面白いのですが、本日のブログのタイトルの中にもある"OK"の語源について。
オッケーは何でOKと言うのか?については、わかんないですよねえ。JIJIちゃんは深く考えたこともなかったけど、知らなかったなあ。
OKと良く似た発音で大丈夫だよみたいな意味の外国語は色々あるようだから、未だにOKの語源は外国語であるとか、言われているらしいのです。また、OKの語源はAll Correct(全て正しい)をOll Korrectと音通りに書いたものの省略形という説もあるようですが、この本の筆者によると、本当の語源は、
The Democratic 'Old Kinderhook' Club. のOKなのだそうです。since 1840年.
JIJIちゃんは、アメリカ史に詳しいわけでは全くないので、上記の本に書いてあることによると、Old Kinderhook というのは、Kinderhookで生まれた Martin Van Buren という人のニックネームでKinderhookの賢人という意味なんだそうです。 8代目の米国大統領です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Martin_Van_Buren (左のWikipediaのTriviaのところにも、Martin Van BurenのニックネームOld Kinderhookが、恐らくOKの語源でしょうということが書いてあります。)
OKという略語が選挙運動中に度々使われたので、それによって、Martin Van Burenは大統領に当選し、OKというコトバは米国中に広まり、今でも世界中で使われ続けていますが、いつしか、その由来や語源は忘れ去られてしまったようです。
■現代版のThe Democratic 'OK' Clubご紹介(democraticってのは民主的なという意味であって、特定の政党とは無関係ですけどね。)
『CSO公共政策ネットワークふくおか』ってのがあります。
そのブログがありますので、よろしかったら、のぞいてみてください。
http://blog.goo.ne.jp/cso-fukuoka