地方分権ねえ、sounds beautiful(聞こえはいいわね!).
でも英語にしていみると、decentralizationというしかないようですね。
しかし、地方分権って文字通りに解釈すると ①国→地方へ権力を分ける、ってことだけですわねえ。ですから、文字通りに解釈すると②decentralization(中央集権の反対)という意味ではないわけですわ。
政治学・法学系の方がお好きな、エンパワメント!Local empowerment! というようなノリで地方分権をイメージしている人もいるかもしれませんね。
地方の定義からして頂かないと、話になりませんが、地方自治体は、国(霞ヶ関の官僚さんたちに?)翻弄されていて、depowerment状態かもしれません。交付税や補助金だけカットされている感じ。
東京都も地方自治体です。国じゃない。でも中央にある。
しかしながら、典型的な地方らしい地方(過疎地域等)の現場においては、地方分権は、国からもらったお金を自由にその地域の裁量で使いたいというそれだけのことであって、税源移譲はどうでもよい話かもしれませんね。本音の部分では。
JIJIちゃん的な理解としては、地域間の財源の不均衡の調整を①国を経由させるか②自治体間で水平的に行なうか、の2つのやり方があって、②の方が国の関与がないので、地方分権っぽいかなあ、と思います。しかし、どっちにせよ、経済力は東京に集まっているのだから、東京の富を地方(田舎)に分けるということは変わらないわけですよねえ。
地方六団体というのがあって、
①全国都道府県議会議長会会長(山口県)会長 島田 明
②全国市議会議長会会長(藤沢市)会長 国松 誠
③全国町村議会議長会会長(北海道)会長 川股 博
④全国知事会会長(福岡県)麻生 渡 http://www.nga.gr.jp/ (全国知事会のサイト)
⑤全国市長会会長(金沢市)山出 保
⑥全国町村会会長(福岡県添田町)山本 文男
なんだそうな。たくさんあるなあ。
それ以外のコメントは差し控えます。