『地下鉄』と『改革』。
2大・大嫌いな話題に反応してしまい、疲れてしまった。
地下鉄の運賃を、降水確率によって、変額させるという運賃は素晴しいアイデアだと自負しているけど、誰も支持をしてくれそうにない。プリペイドカードで行なうっていう点が味噌なんだけどなあ。関一(せきはじめ)か、後藤新平が生きていたら、同じことを考えたと思う。(と思うことにしよう。)
福岡市営地下鉄じゃなくたっていいよ。
北九州市のモノレールでも、大阪のモノレールでも。どこかの民鉄でもできると思う。福岡市の優位は公園の美しさ。まじで、動植物園って市有地なんだろうと思うので、動植物園がながめられるようなルートでモノレールにすれば、よかったのに。用事がなくても人が日中に乗るような乗り物にすればよかったのだ。
旧交通省vs 旧建設省で高架にできなかったわけじゃないと思うなあ。市長にも地方官僚にも信念にもとづくビジョンがなかったから、説得すらしなかったんだ。建設が出来りゃあ良かったんだ。 議会ってのもあるか。家畜じゃなくて、野獣と称した方がいらした。そうなんだろう。美意識も公共心もない人達。
Y市長さんの大阪(公会計会議)での発言には、ひいてしまった。
大学でねぇ~、地方自治学んでんねんよぉ~!と話しかけてきたオバチャンもいたのに、会場の女性に向って、あなた達、こんな所で話を聞いている場合じゃないですよ、地域には問題が山積しているのに、みたいなことを臆面もなく語った。要するに子供の面倒を見ろって。問題のあるような人はわざわざ話を聞きに来ないから。地域よりも、首長と議員と公務員に問題があると思っているから、大阪のオバチャンをなめたらあかんでぇ!な~んちゃって。
元市会議員から市長になるのは大変だったらしい。一回国政に出たから市長に成れたんだそうな。そんな話は公会計に関係ないしなあ。抜本的に公会計に何の工夫をしているのか、どのような無駄を省いたのか、については言及なしだった。
大阪市も福岡市も第3セクターはボロボロだけど、前の大阪市長は、先人の築き上げたインフラの良さを強調していた。(大阪は、もっと市街地を活用しないとねえ。北浜・中之島はきれいな街。御堂筋は本当によく作ったと思うなあ。)
大阪市には洪水&断水はありません。水はまずいし、シーガルフォーかなんかで浄化しないとダメだけれど。下水道普及率は100%。
しかし、元議員の市長も元助役の市長もイマイチだった。両方ともオリンピックつながりだ。
一番、人間的にOKだと思ったのが川崎市長だったなあ。横浜市長みたいに高圧的でもないし。とにかく修士論文のテーマというか、アイデアは、人物本位で、面接orエピソードで選んだのだ。
関一(せきはじめ)とヴィックレーと川崎市長。
誰も助けてくれたわけじゃない。
修士論文は『ガツン!』と書いてやればよいのだ、というようなことを言った、右翼の軍事専門家(ではないかも)のコトバが心に残っている。(その人が良い人間かどうかは、全くわからない。個性的な人ではある。表面的に善人面した悪い奴よりも、あくが強そうでわけがわからない人間の方が許せる。)
『地下鉄』と『改革』 もクリーンに見えて、非常に怪しい。
★アラン・マクファーレン著『リリーへの手紙』(日本語訳)を読んだ。
平易に書いてあるけれど、非常に体系的な人間と人の世の本質と多様性が書かれています。
老社会人類学者が孫娘(リリー)にあてた20の手紙。
気に入ったフレーズは、
①友情の本質は対等にある。(JIJIちゃんには、友達は一人しかいない。)
②友達と意思を通じあうための最も有効な方法は何か?驚くなかれ、たいていの場合、それは沈黙だ。(沈黙が通じる相手も一人しかいない。)
③国家とは作られたものであり、『イギリスの本質』なんていうものは実際には存在しない...
(JIJIちゃん的には『日本の本質』もない。そう思うと楽だ、別段、人と同じだと思わないでもよいし、違っていていいし。しかし、『九州の本質』ってのは有りそう。JIJIちゃんは、a legal alien resident from overseas=瀬戸内海+関門海峡で無理やり複数形)
色々と面白いのですが、『なぜ働くのか?』というところが、JIJIちゃんの実感とは異なるかなあ。自由市場で賃金を得るから以上に、私の場合は、働いた結果、何かの役に立つか否かが重要だと思っている。働いた結果、人を不幸にさせるとか、何らかの不正や搾取や無駄につながると思えば、私は退出する(している)ような気がする。
アニマル・スピリットがない私。