木曜日, 1月 26, 2006

┃■┃North Country & Hotel Avanti

今日は、久々に一息ついて、映画を2本観る。
話題の三谷幸喜脚本・監督『有頂天ホテル』と某先生のオススメの『スタンド・アップ(North Country)』。

壱.『有頂天ホテル』★★☆☆☆http://www.uchoten.com/

面白かった......んじゃない?という程度。(個人的な趣味では。)『県庁の星』という映画の予告編の後すぐに始まって、いきなりキャスト『役所広司』の名前が出てきたので、お役所つながりが面白かったけど。

リアリティーのある台詞が皆無だったしなあ。ホロっともできず、アホほど笑えず、チクリともされず。YOUって歌が結構上手なのねえ、と感動したぐらい。

本:『下流社会』によると、フジテレビ好きは『下流』であるらしいから、でもないのですが、フジテレビの製作であることが、引いてしまった理由かも。

弐.『スタンド・アップ(North Country)』★★★★ ☆
http://wwws.warnerbros.co.jp/standup/

非常に良かった。バリバリ感動。観てください。

ここ一ヶ月ぐらいの間にJIJIちゃんは、炭鉱が舞台になったドキュメンタリー1本と映画2本を観たことになる。三井三池炭鉱の終わらない物語とオーストラリアのオパール掘りのファミリーのお話(タイトル忘れた)と、この『スタンド・アップ』

炭鉱なんですが、日本の炭鉱と違って、露天掘りというかな、地下にはもぐらない。しかし、炭鉱で働くことになったシングルマザーの女性(達)が陰湿なセクハラと暴力に会い、戦う物語。

いわれのない中傷、physical & verbal(スペルミス訂正済 、2音節目はb。vではない。) な暴力と権力の乱用には、毅然と戦い続けるか、相手にしないこと。

男社会においては、日本でも、レイプされる、暴行を受けるまではいかなくても、いわれのない中傷にさらされることはある。加害者にとって、被害妄想っていう便利な用語もあるしね、と思いながら、観ていると涙が溢れてきた。

アメリカの自浄能力をも感じさせる、良い映画でありました。