月曜日, 11月 21, 2005

★Medicine & its Terminology

日帰りで大阪府吹田市にある千里金蘭大学で開催された「医療通訳-Equal Accessへの挑戦」というシンポジウムに参加(傍聴)してきました。

医療通訳という専門職(profession)を確立させ、通訳の内容及び倫理の両面において、高い質を維持するためには、財政的にどうするのか等々、難しい問題はあります。(実力として、アンタは出来んのんか?問われると、微妙。I have some knowledge of medical terminology and some interpretation skill. かな?)

お薬や医療制度全般を含めて、医療(医学)・臨床というフィールドに興味があるので、とにかく勉強を続けて、社会的な、或いは、 私個人の有事の際には、知識とスキルを役に立てられるようにしておこうかな、と思っております。人の命は何よりも重い。

関西という土地柄なのでしょうか?シンポジウムなのに笑いもあり、演者の皆さんは、権威的ではない実態に基づく内容の濃いお話をしてくださいました。今回のみならず、シンポジウムでも会議でも、関西で開催されるものに参加すると元気がもらえます。

MLでしか遭遇したことのない方の人柄やご活躍がわかって、そういう意味でも、やる気が沸きました。

通訳以外で、面白かったのは、東京医科大学の医大生(含院生)向けの医学英語及びメディカル・コミュニケーション教育に関するお話でした。

2003年より、研修医と受け入れ病院とのマッチング制度がスタートし、人気のある病院に研修医(resident)として受け入れてもらう為には、英語力が要求され、2009年からは医師の国家試験に医学英語が加わるそうです。

鳥インフルエンザとか、新型のウィルス対策等には、仮に田舎の町医者であっても、患者の治療には、最新の知識を、インターネット等で英語でダイレクトに解読・理解する必要があり、医師にとって医学英語力は必須であるという理由だそうです。

世の中には色々な学会があるようでして、既に医学英語教育学会、日本旅行医学会があり、日本英語医療通訳協会も立ち上がったばかりのようです。

自分自身が海外で病気になって、海外の医療機関で受診する立場になるかもしれませんし、医学英語を学んでおいて損はないと思うのです。

医療通訳には、日本語を解さない、多くの場合は外国人である患者さんの異なる文化や慣習や信条等に配慮する必要があり、人を肉体と精神というphysicalなモノとして治療を行なうことを主眼とする医療行為の専門性とは異なる情緒的な専門性も必要なわけですし、相互補完的に助け合って、人のQOLを改善させていく方向で協働できると良いと思います。

色々なご意見があろうかと思いますが、外国人の患者さんであっても、医療機関は、日本人の患者と同様に限られた時間の中で診療を行なう必要があるのだから、医療通訳者が黒子として通訳だけを行なうよりも、異文化とか異なる医療制度の橋渡し役として、外国人の方に診察の前に日本の医療に関して、ブリーフィングを行なうことも有効であるのではないかと思います。

しかし、外国からの観光客や滞在者の突然の病気、事故等においては、通訳としての即戦力対応が求められる。即決で対応するしかないのだと思います。

医療通訳について、深く考える機会を作ってくださった皆様に、感謝したいと思います。

付けたし:
行き倒れたホームレスの方を病院に収容した場合には、病院は医療費を得ることが出来ないので、現状では、貸し倒れ引き当てをしているのかなあ?というJIJIの素朴な疑問(個人的な雑談)に対して、それ専門の(?)病院があって、公的に医療費はその病院に対して支払われるのだと聞いて、モラルハザードだわねえ、と思いました。金の切れ目が命の切れ目じゃいけないのですが…。