
太宰府にある10月に出来たばっかりの九州国立博物館に行く。
年間3000円のパスポートを買った。(常設展はいつでも無料。特別展は年間6回までは無料。)
九州国立博物館は、太宰府天満宮の奥の山の中にあるのですが、階段状のエスカレーターでつながっているし、バギー(乳母車)や車椅子用のリフトもあるので、バリアフリーになっています。
特設展(正倉院からの借り物等)が人気なのか、平日でも来場者が多いです。
ほとんどの来場者は、いきなり博物館の中に入って行かれ、博物館の周囲の公園を散策されないようですが、JIJIちゃんは、まわりのかなり手入れの行き届いた自然が気に入りました。竹やぶがキレイ。暖かくなったら、御弁当を食べたり、ゴロゴロ読書をしたり、なかなか素敵なスポットですよ。空気も清浄ですし、フィットンチットいっぱいで森林浴ができます。(JIJIちゃん以外にも地元民にはこの点を評価している人がいるようです。)
博物館の中の展示はというと、本物はやっぱりオーラが違うわ!と正倉院の御物の価値がわかる方もいらっしゃるようですが、JIJIちゃん的には、混雑が苦手。展示品はライトがあたっているのだけれど、会場全体が黒の背景であることが、陰気臭いなあという気がしています。来場者が多すぎるし、風邪とかが移りそうなぐらい、人と人が接近しないと見れないので、あまり真剣に見なかったかな。 (根性なし子ちゃんです。)
特別展の文物の方が美術的、学術的、骨董的な価値があるのだろうけれど、JIJIちゃん的には、常設展の方が好きかな。大阪の東洋陶磁美術館(旧安宅コレクション)からの陶器もあった。特別展は、正倉院だけじゃなくて、色々なところから、文物は借りているようだ。
縄文土器、弥生土器は、歴史の教科書どうりじゃん、と思えるし、親しみやすくて単純にスキ。デザイン的に面白いし、縄文人も弥生人も私から見れば、外国人というか、彼らは、(今から見れば)斬新な美的感覚をお持ちだと思う。縄文土器って、独特な形状。あの複雑なデザインは、何がそうさせているのだろう?実用性を考えれば、もっと単純な形でよかっただろうし、その方が作るのも楽であったろうに。
かなり前に東急ハンズで縄文土器用の陶土を買い、縄文土器風の植木鉢を成形し、筑後川の河原で野焼きをしてみたところ、パチパチと陶土が爆発してしまい、焼き芋だけが焼けて、縄文土器は焼けなかったことを思い出す。(JIJIちゃんは、縄文人以下の現代人。縄文人は尊敬に値する。)
見て面白かったのは、石棒(だったっけ?石頭?)というスワヒリ語で言うところの/kumamoto/。集落の中心にあったらしい。(説明があまり詳しくなかったので、なぜ、そのような形状でなければならないのか、その形はあの形という意味なのか、はっきりして欲しかったなあ。)
「あじっぱ」の奥の「あじぎゃら」という展示品に触れ合えるセクションにあった縄文人のウンチの化石もリアルだった。穴あきのアクリル容器に入っていて、匂いが嗅げるんですが、さすがに無臭でした。貝塚の中に廃棄物として捨てられていたのだけれど、貝のカルシウムと結合して、そのままの形で残ったのだそうだ。
特別展とか、企画モノがない時に、また行って、じっくり解説を読みつつ、文物への理解を深めたい。
博物館の中には、ホテル・ニューオータニ博多がやっているファーストフードっぽい喫茶コーナーがある。(外にも別棟のレストランがある。)
JIJIちゃんは、ほうじ茶アイスを食べた。なかなか美味しかった。作ってみようかな、と思わせる味。地産地消というか、九州の産物を上手く利用したお菓子、青梅入り焼き菓子とか、あまおう(イチゴ)入りアイスとか、色々あるのですが、まわりのお客さん(シニアが多い)は、圧倒的にコーンに入った普通のソフトクリーム(プレーン)を食べていた。
人は高齢になると食べ物の好みも保守的になるのかしらん。
高齢化社会のマーケット・インの為には、ひねらないこと=定番の充実かも。(しかし、リピーターも獲得しねきゃいけないから、多様性と目新しさも必要かと。今後、ブームが沈静化してきてからが勝負よね。)
平日に行ったからだと思いますが、シニアのお客さんが多い。博物館という落ち着いた娯楽&文化施設は、高齢化社会には、ニーズに合致した上品な選択であったのではないか、と思う。
最初に国博を誘致しようとした際には、高齢化社会を想定していたわけでは、恐らくないと思うけれど、結果として。
願わくは、子供とか学生が楽しめるような、コンテンポラリーな(現代の)アジア(や出来れば中南米・中近東・アフリカ等も)と触れ合えるようなゾーンや企画が増えると楽しいのではないか、と思う。そうなると若干は福岡市のアジア美術館とバッティングするかもしれないけれど。 せっかく国立博物館なんだし、各国立博物館からの文物の融通をしてもらえるといいわね。買わなくてもレンタルでいいわ、内容さえ良ければ。
シニアでもなく、子供心がいまだに消えないJIJIちゃんとしては、触れて体験できるモノがいいわね。