酒は百薬の長で、酒税は百税の長(?)。
文学にあらわれた日本人の納税意識という本をところどころ読んでいる。
JIJIは、あまり飲めないんですが、飲みたい人は飲んでね。
その本の酒税に関する記述が面白い。
百税の長とやいわん酒造税(明治41年)
酒造税に反対する『酒屋会議』の指導者:植木枝盛(名前も笑っちゃうね)の日記『無天雑録』から、
酒税ヲ非常ニ高クシテ酒ヲ戒メナガラ傍ニテハ国家ニ勲功アリシ者ヲ褒ムルニ金杯銀杯木杯ナドヲ賜フコトアリ奇怪千万ノ事ト云フベシ左ノ手ニテハ人ニ勧テ酒ヲ戒メ右ノ手ニテハ酒ヲ飲ムノ器ヲ与フ一人ニシテ二ツの魂ガアルガ如シ(明治12年7月7日)
宣伝会議って雑誌があるように思うけど、酒屋会議って団体もあったんだ。
酒税を高くするのは、酒を戒めるためじゃない。
値を高くしても飲む人は飲むから、財政が少なからず潤うからだよ~ん。
財政赤字解消のためにBottoms up!