今日(6月4日)、シネテリエ天神で映画コーヒー&シガレッツを観た。
JIJIはコーヒーとか紅茶とか緑茶とかカフェインが入っている飲み物が好きで、かなりのcaffeine addict(カフェイン中毒)だと思う。コーヒーは深炒り濃い目のブラック党です。ゴクゴク飲むのではなくてチビチビ味わって飲む。口の中が苦いと落ち着く。コーヒーの味と香りと覚醒を楽しむ感じ。覚醒するので、コーヒーを飲んでラリることはない!!!と断言できる。しかし夜中にいくら飲んでもコテっと眠ることもできる。
JIJIは喫煙はしないというか、体質的に出来ない。気管とか喉が弱いの。人のタバコの煙を吸わされるのは犯される気分のことが多い。オェっ!!!と吐きそうになる。特にレストランでは料理の味がまずくなるので全面禁煙を主張したい!!!
しかし、タバコを吸う人が嫌いかというと、そうとも言い切れない。
この映画が面白かったどうか、感想は、In a way. (ビミョウに)という感じ。どのようなシーンだったか思いだせないけど、そういう台詞と字幕があったような。コーヒーショップのような閉鎖空間のワン・フレーム内でトークが主の映画なので、背景知識があれば、台詞の中に深い味わいを感じるんだろうなあ。ニコラ・テスラとかアメリカの代替医療とか面白そうだわね、と思った。
先日、先代の貴ノ花が55歳の若さで口腔底癌のために亡くなったけれど、ヘビースモーカーであったことが、癌を発症した理由であるとささやかれている。タバコって悪いことばっかなの?
タバコを吸う人は、吸わざるを得ないような困難な問題に直面したり、非常にやるせない立場にいることが多いかもしれない。結果として、自らの命をけずったかもしれないが、タバコを一服することで、治められた怒りや短気、回避された早急で誤った判断もあったかもしれない。貴ノ花が良い人でいる為に、周囲の人達への配慮をする為に、喫煙が役に立ったかもしれない。
喫煙の健康に及ぼす害は医療費として金銭的な尺度に置き換えられる。①喫煙によるタバコ税の税収と②喫煙による数々の病気の発症による医療費の増分を比べて論じることも必要でしょう。しかし、③タバコの一服で事態一般が丸く治まったことの価値もないとは言えない気がする。③は計測不能でしょうけれど、タバコを吸わないと理性的でいられないってわけはないだろうけれど。
タバコや酒等の嗜好品に課税すると税収はあがるんだなあ。人は飢えてもタバコを吸い、酒を飲む。蔵出し課税だし、税金の取り漏れがない。 コーヒーに課税しても税収はあがるだろう。コーヒー1杯の価格が高くなっても、好きな人は飲み続ける。
実際、コーヒー『豆』の価格をめぐるフェア・トレードという考え方、コーヒーの原産地(主として開発途上国)への補填になるのかな、はコーヒーが嗜好品であるから特に推進しやすいのではないだろうか。高値でも需要され、高値でも倫理的にも容認されるから。
コーヒーという農作物を開発途上国の労働賃金ベースの低水準で不当に買い叩かない、先進国並みの高価格を先進国が受け容れることは、開発途上国の生活水準の安定と向上に向けて、課税を通じての先進国から開発途上国への所得再分配と同様の効果があると言える(だろう)。その再配分された所得を何に使うのかが実は一番大事。学校を建てるとか、医療を充実させるとか、公教育や公衆衛生に使うといいんだろうと思う。
タバコは絶対に吸わない方がいいですけれど、コーヒーでもお茶でも、一服することの価値(?)正の効用(?)もあると思う。 苦い味は落ち着くのよね。
コーヒー&シガレッツは、思いのほか、そこそこ楽しい映画になっていて、マシンガントークっぽい部分もあり、JIJIがちょっと期待していたセンチメンタルなやるせなさは見あたらなかったなあ。
健康への害という意味において、タバコはアルコールと比較されますけれど。人を暴力的にするという意味においては、タバコよりもアルコールの方が罪が重いんじゃないかなあ。
(酒で)酔った勢いで暴力をふるうことはある。
(タバコを)吸った勢いで…、はない。(タバコの火で火傷をさせる危険性や根性焼きは別として。)
タバコを吸うと血管が弛緩することもリラックスすることもなく、逆に血管が収縮して血圧も上昇して緊張するとしても、一瞬の暴力的な行為に向わせる勢い(ピーク)とか精神的なムカツキが消えたり、瞬時に現れる急性的ネガティブな思考を消し去るという意味で、効用はあるんじゃないかな。 (慢性的なネガティブ状態からは脱却できず、慢性化の要因になるかもしれませんけれど。)
人の吸ったタバコの煙を吸わされるなんて絶対イヤ!なんですけどね。
それと、JIJIが好きな男の人がタバコを吸って嬉しそうにぷッハぁ~~っと煙を吐いているのを見ると、JIJIは半分嬉しく、半分ジェラシーを感じる(だろう)。私というものがありながら…と。
だから(?)とにかく、タバコは嫌いですよ。
キャストの中に好きな役者とかミュージシャンがいる場合は一人で見てもいいけど、コーヒーandシガレッツは、御友達とお気に入りのコーヒーを持っていって一緒に見ましょう。コーヒーが飲みたくなってしまうから。映画の中でコーヒーで乾杯するシーンが多いので、御友達と一緒に乾杯したりしたくなる!!!かもね。