日曜日, 4月 15, 2007

★Yoshinogari Historical Park2

13日の金曜日のことですが、仕事で鳥栖市方面に行っていたこともあり、午後から急に暇になったので、ついでにエイヤー!と吉野ヶ里遺跡に行ってみました。途中で『パン工房・ちーず亭』という美味しいパン屋さんでサンドイッチBOXなどを買い、吉野ヶ里遺跡公園内で食べたら美味しかろう、気持ちよかろう、と思って行ったのですが...。

サンドイッチは素晴しく美味しい。

しかし、さすがに13日の金曜日。ものすごい強風、まるで台風中継のような風、プラスティック製のベンチは風に押し流されるし。

それでもせっかく来て、入場料400円、駐車場代300円をお支払いしたわけなので、何か記念になることをしましょう、と思い、勾玉作りに挑戦してみました(石の料金が150円)。本当は火起しがしたかったのですが、強風のために火が燃え移ったら危険なので、中止になる。

勾玉作りも強風との闘い。石を削った粉と砂嵐が我が身に襲い掛かる。私、なんでこんなことしてるんだか、もの好きだよなあ。紺色のジャケットが石の粉まみれで白っぽくなる。気の毒なのは、嘱託職員さんの女性二人組み。高床式の住居の下でjijiちゃんと同様に砂嵐にまみれてました。

10年ぐらい前に来た時はちょっとした高床式と竪穴式の住居と資料館があるだけでしたが、住居のバリエーションが増えて、メインのハコモノゲートも出来て、お手洗いも整備されて、広大になっていました。

一番面白かったのは、歴史公園のはずれにある甕墳墓の発掘跡に屋根をつけてそのまま残してあるところ。弥生人の人骨の写真もあり、甕がそのままに埋まっていて、なかなかリアルでした。

GWに行けば、現在植栽中の花々も綺麗だろうし、お天気がよくて、砂嵐の日でなければ、そこそこ楽しめるのではないかと思いました。

しかし、過剰整備というか、一般庶民の住居跡を復元したエリアも建設中でありますし、高床式の復元建物の茅葺からカラスが茅を抜いていく(巣作りに活用)らしいし、公園の維持管理にはお金がかかっているだろうし、今後もかかりそうです。

駐車場から公園の中まで行くのに結構距離がありますし、フラ~ッと日常的に立ち寄りたい公園という感じではない。もちろんディズニーランドのようなアトラクションがあるわけでもないし。その割には正面ゲートのお土産やさんは、かなり俗化している。遠足や学習目的以外はあまり来ないかも。とにかくリピーターを獲得するのは難しいだろうなあ、と思わせる歴史公園でした。

無料エントランス部分において、季節ごとにお花を植え替えたりして、フラ~ッと立ち寄る人達が楽しめる自然な癒しの空間を作ることも必要かな、と思いました。それにしても5時で閉園というのはねえ。それまでの時間に来園する人達は、遠足や社会見学の学童・生徒になるんでしょうねえ。