世間的、社会的には、どうでもいい話だが。
28歳の時、実母に見合い写真を撮れ!と指示されて、お見合いは嫌だったのだが。
二十歳の時に地元の写真館で撮影した振袖の写真が、母の見立てのサーモンピンクの友禅の振袖の光沢がありすぎて、帯もホワイト&シルバーだし、全体的に光を反射しすぎて、実物よりデブって写っていたので、私の感覚では大失敗。当時の髪の毛の長さも中途半端でアップが決まってない。
写真館の方は、お世辞で、凄く良い良いと言って下さった割には、ポーズも決まってないしなあ。
その反省を踏まえて、光を吸収する素材でポートレートを撮影するってのはいいかもしれないと思った。
見合い写真ではなくて、実物の上をいくポートレートを作ろう!と意気込んだ。
で、友人に聞いてみた。お見合い写真って、どこでとったらいいのん?そりゃあ、ロイヤルちゃうのん!ということで、ロイヤルホテル内の写真館で撮って頂くことに。
ウール素材のチェックのストレートライン(タイトっぽい)長袖ワンピースをチョイスした。たまたま髪の毛が長かったんで、低めのポニーテールにしたら、スッキリまとまった。
メイク&ライティングで顔はシミなく、チェックのウール素材だからライティングの光を吸収したし、身体は斜に構えて、顔は正面を向いて微笑んでいる。細身っぽく写った。写真館のポージングの指示が良かった。奇跡の一枚に近い感じ。実物よりも、性格良さげ。
数年後、最高の知性とノーブルさを持たれた女性のポートレートのお洋服のチョイスに似ている、と思った。私が真似をしたわけではないけど、あの時の私の判断は間違ってなかったかもと思った。
で、お見合い写真の私が良かったのか、私の人物が良かったのか、1回目のお見合いで結婚して、そのまんま現在に至る。今から思えば、人生は不思議なご縁でできている。
で、時は流れ流れて、クローゼットを整理していたら、その時のワンピースがあった。で、着てみた。実はちょいピチピチだけれど、デザイン的に着れた。今でも古くないデザイン。
これを着て、また、同じ写真館で写真を撮ってみるってのはどうだろうか?
面白いかも。
1ヶ月ちょっと前に、髪の毛をバサっと切り、たまたま今の髪の長さが白雪姫(実写版)と同じぐらい。30年以上経って、無理くり若返る。自称白雪姫って主張するのも、面白いかも。
同じ服を着て、歳を重ねて、より大人気がなくなるように撮れたらいいな。