時は平成元年(1989年)英国 Warwickshere の Stratford-upon-Avonには、お昼時に、Jacket Potatoの移動販売車が来ていて、ちょい歩いて買い求め、週2ぐらいは、それを食べていた記憶がある。
語学学校のランチタイム。どうしてたっけ?ホストファミリーさん宅でサンドイッチを作って持っていったり、M&Sなどでサンドイッチを買ったりもあったかもしれないけれど、気に入って記憶にあるのは、ジャケットポテトのみ。
ジャガイモが巨大。
皮付きのまま、まるごとホイルに包んで、日本の石焼芋のような窯にぶち込んである。
アツアツ。皮ごと焼けている。
トッピングのソースというか、シチュー的なものが2種類あって、
一つは、Chinese Casserole (チャイニーズキャセロール)
もう一つは、名前を憶えていないのだけれど、イタリアのラグーソース的なミートソース。
どっちも美味しいんだけれど、王道な感じがあるのは、ホクホクのお芋を半分にカットして開いて、そこにバター落として、別鍋から熱いラグーソースをかけて、チーズも散らしたもの。で、チーズは余熱で溶ける。
Chinese Casseroleは、味よりも、そういう言い方をするんだぁ~という印象が強かったから覚えている。ラグーソースよりも、あっさりしたホワイトソースなんだけれど、八宝菜の白菜と豚肉か鶏肉か何かみたいなもので、チーズはのせなかったような気がする。
記憶では、ホワイトシチューと八宝菜の中間ぐらいの、塩味もダシ味も濃すぎない感じ。全体に白っぽい印象で八宝とか五目感はない野菜。それはそれで美味しかったけど、上品というか、ノーパンチな癖のない風味だった。
Jacket Potatoは、日本にないものだったし、揚げ物のチップス(フレンチフライのお芋)よりも、お食事としてタンパク質もとれるし、栄養バランスもいいし、お腹がいっぱいになるし、英国のお芋の素材としての良さが引き出されていて、好印象を持った。フィッシュ&チップスよりも、英国労働者の味。
再度、英国で食べてみたい。
英国のジャケットポテト、ドイツのクヌーデル、アメリカから日本に来たフレンチフライ。身体に良さげなものほど日本でメジャーにならない。
ジャケットポテトは、最低でも、6ポンド(1300円ぐらい)はするようだ。
Classicという 英国の労働階級の伝統味は、お豆も入っていて、チリコンカーンのチリのスパイシーさがないもの+バター+チーズのようだ。
メキシコ風、スリランカ風、インド風、ビーガンとか、最近はそういう感じの上からかけるものがあるようだ。いわゆるエスニックっぽいトッピングが増えている感じ。
平成元年は、Stratford-upon-Avonでも、Chinese Take-Awayとか、インド料理屋とかはあったけど、30年以上を経て、お料理のさらなるグローバル化というか、バリエーションが増えているような気がする。
異常気象がノーマルになり、英国の南部も干ばつだったり、地球規模で農産物は受難。人類の生存をかけて、ジャガイモは比較的栽培が容易だし、ジャガイモは炭水化物の基本だし、食物繊維もあるし、グルテンフリーだし、調理方法の多様化をますます目指すべきである気がしている。
平成元年のStratford-upon-Avonで、個人的に最も驚いたというか、誇らしいというより、あほらしくて、あきれた商品は、現在、日本にもあるBody Shopのお店の正面のウインドウに出ていた「Japanese Grain(日本の粒子?)」というもの。
白い円筒形のエコパッケージ的なものに、黒の線描きのイラストがあり、細面の東洋人の女性が描かれていた。
日本人だから、日本の粒子の何たるかを知らんのはまずいだろう、ということで買ってみた。中身は小豆100%の粗めの粉で、スクラブとして使用すると毛穴の汚れもとれて、お肌ツルツルというようなコンセプト。
お肌に悪いものは何も入ってないけど、ただ単なる、小豆の粒子。それ以上でもそれ以下でもない。小豆の粉がお肌にくっつくから、洗い流したいんだけれど、排水溝につまっても悪いし、コットンかなんかで拭いて取ってから、洗顔。1回使って、なーんだ、と思っただけ。
それをパッケージデザインをして、日本の魔法の粉、みたいに売るなんて、あざといなあ。イギリスの国内で売れたのかどうか知らんけど。
Body Shopのフルーツの香りのもの、イチゴの匂いとかの乳液みたいなものは、ティーンの女の子にも買い易いお値段で人気だったと思う。